ktanaka's Blog

満66歳の爺さんが世界中を徘徊で無くて放浪する記

66歳の爺さん(今じゃ69歳)台湾・阿里山の日の出を見る

奮起湖から約一時間で阿里山へ到着しました。このゲートで料金を支払います。
パンフレットにはここは「入口券売り場」と書いてあります。ちなみに地元の
嘉義県の人々は半額だそうです。


このゲートの横の建物(中にセブンイレブンが有り)がバスターミナルです。



この阿里山エリアの中にホテル・駐車場・遊覧バス停・ミニトレインの駅等の施設が
有ります。それにもう一軒セブンイレブンが有ります。


本日の宿泊ホテル朝食付きで日本円で約13,000円(朝食付き)やはり観光地だけあって
高いです。この阿里山で泊まる目的は皆さん「御来光」を見ること。このホテルのフロントで手配をしてくれるとの事。「トレインは本土中国からの予約でいっぱいだよ。ウチの手配でここへ迎えに来てくれるミニバスが一番!それに玉山から日の出を見るよ!」
その言葉で300元払って申し込みました。日の出の観光が終わったらホテルへ戻ってきて
朝食後に嘉義へ行くバスターミナルへもサービスで送ってくれると言う事でした。


ホテルのフロントの上にでっかく表示してありました。
チェックイン・チェックアウトは分るとして、その下にジャケットの貸出しの表記が
ありました。100元(約400円弱)。何と言う事でしょう!
爺はこの情報が得られずダウンジャケットまではいきませんがそれなりにライトダウンジャケットと長袖下着2着・厚手の靴下など旅行カバンをわざわざ太めにして持参していたのです。道中、老体の爺はこの大きいカバンの取り扱いには終始悩まされていたのです。


他の人が着ていたジャケットなんて着れるか!と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
その時はこの地のセブンイレブンで売っているビニール製の雨合羽を100元で購入して
それを着てその上から借りたダウンジャケットを着たら良いでしょう。・・・んっ それでも臭いが・・その方は自分で持参してください。


ついでに表示の続きの項目は
*追加料金1時間300元(約1,200円)2時間まで。それ以降は半日分の料金を頂きます。
*団体の方々のチェックアウト時間は10時です。
と書いてあります。




爺の部屋です。広さは一人でまあまあ。二人ではチョット狭いかも。
エアコン無し。サイドテーブルの下に温風ヒーター。ベットのシーツの下に電気毛布。
バスタブは付いています。(チェックイン後の撮影)




荷物をフロント横に預かってもらい見学に出かけます。
まずはミニトレインの阿里山駅へ向かいます。


キップ売り場


ホーム 左に客車が見えます

昼間のミニトレインは2路線
沼平線:トレインで6分・歩けば30分
神木線:トレインで7分・歩けば50分
それぞれ終点で降りて散策するのですが、私は神木駅まで利用しました。


このエリアは千年以上の檜(ひのき)が巨木群となっていて森林浴には最高の場所なのです。また各所に木材を使った遊歩道が設けられて老人や子供にも古代巨木散策には便利に出来ています。



樹齢2,300年







とにかくまわりは巨木だらけです。ちなみにこれらの巨大檜(ひのき)の一部は
日本統治時代に日本へ送られ靖国神社の神門や橿原神宮の神門と外拝殿、東大寺大仏殿の垂木など日本の多くの神社仏閣に使われているとの事。日本人として台湾の人々に感謝しなければならないですね。
ともかく、この地での森林浴は半端なものでなく、この中を歩いているとものすごいパワーを感じます。まさしくパワースポットです。


明日は4時起きして玉山からの御来光を見に行きます。


次回に続く

66歳の爺さん(今じゃ69歳)台湾・阿里山の日の出を見る

「阿里山」とは玉山西峯から伸びた支脈の総称です。その範囲は約1,400ヘクタール達し海抜は2,000から2,700メートル、五つの奇観、八つの風景そして深遠なる林業文化により世界にその名を知られています。・・・と言う事は山の頂と言うより山の中腹に出来た小さな町、日本国内で例えれば上高地(海抜1,500m)みたいな位置かと思います。


したがって日の出を拝するには阿里山から森林鉄道の汽車に乗って昇って行くかミニバスに乗って展望所に行くかとなります。

前方の奥の山が阿里山


台鉄嘉義站(前站)から以前は阿里山までトイトレインと呼ばれる森林鉄道で行けたのですが台風被害のため途中の奮起湖区間のみ運行・・・とまでは調べていたのですが、何と今年3月12日から3ヶ月間森林鉄道は全線運休との張り紙。
森林鉄道で行くのを楽しみに予定を組んでいたのがもろくも崩れました。


不鮮明ですが3月12日と3ヶ月が見て取れます。



となると選べるのは駅前から出るバスのみ。7322番のバスです。


バス停の緑の立看板に阿里山・奮起湖へのバスはここです。
と書かれています。爺も8時過ぎのバスに乗ります。


各停のバスと言っても客は阿里山・奮起湖へ行く観光客が主ですので殆んど小さなバス停には止まりません。つづれ折りの坂道をバスはどんどん登っていきます。この一帯は
阿里山烏龍茶の生産地ですので茶畑が広がって美しい限りです。




地図を見ていただくと分るのですがバスは真直ぐ行けばそのまま阿里山へ行くのですが
9番のところで左に折れて狭い道を奮起湖へと向かいます。結果的には奮起湖まで行って
Uターンして再び阿里山へ行くのですが。何でわざわざ奮起湖へ行くのか、ここが台鉄嘉義站(前站)から出ていた森林鉄道の終着駅だったのです。通常であれば嘉義駅から森林鉄道に乗り奮起湖駅で降りてバスに乗り換え阿里山へ向かう予定だったのです。


奮起湖は小さな終着駅ですがおもむきは「千と千尋の神隠し」の街で有名な九份に似ています。さしあたりミニ九份と呼びたい所です。バスは行き帰りとも立ち寄りますのでどちらかで一時間ほど過ごしたい所、お勧めの場所です。




写真ではうまく取れていませんが奥に入っていくとまさしくミニ九份を満喫できます。
爺はここで有名な駅弁当を購入し阿里山まで持参しました。バスが阿里山へ到着する
頃は昼時でレストランが満員で食べれないと聞いたからです。


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実際の弁当
でも美味しかったので許します。


さあ、再びバスに乗り阿里山へ向かいます。


以下次号

66歳の爺さん(今じゃ69歳)台湾・阿里山の日の出を見る

長い間の休養を経てようやく短期旅行に行けるまでに体力が復活しました。
手始めに台湾の阿里山へ神々しい日の出を拝みに行く事にしました。


福岡国際空港から中華航空で台湾・桃園国際空港に昼の12時30分に到着しました。
計画は綿密に下調べをしているつもりですが実際には思わぬことが多々起こります。
それを避けては一人旅は出来ません。年寄りには体力・気力の低下による何がしかの
突発的な病気も起こりうるものです。つい2ヶ月前にも・・・・(この旅に関係無いのでやめます)
大まかな行程は
桃園国際空港 ー 高鐵桃園站(台湾高速鉄道桃園駅)ー 嘉義 (ジャイー)  ー  阿里山
です。
空港から高鐵桃園站までは約20分です。MRT(桃園機場捷運)空港線でいきます。
高鐵桃園站で降り、エスカレーターで下り台湾高速鉄道(新幹線)の窓口で高鐵嘉義站まで切符を求めます。




*一口メモ
 MRT=捷運(地下鉄)・・・香港ではMTR
   高鐵 = 高鉄(高速鉄道)・・・新幹線
 站 = 駅



高鐵嘉義站まで約1時間半まさしくあっという間です。ただし高鐵嘉義站に到着後に阿里山へ行くバス・鉄道の始発駅の台鉄嘉義站まで行かねばなりません。バスで約20分です。


あるガイドブックには無料シャトルバスと紹介していましたが一般の乗り合いバスでした。駅前のバス停には大きくBRTと書いてありますので直ぐに分ります。
バスの運転手に乗ってきた新幹線のキップを見せると青色のカードをくれます。それが無料のキップ代わりですので降りる際に運転手に返します。





バスが台鉄嘉義站へ到着しました。この台鉄嘉義站は線路をはさんで前站後站に分かれています。バスが着くのは後站です。駅ビルの中に入り二階へ上がり線路をまたぐ高架橋を渡り前站へ行きます。
ここから阿里山へ行く鉄道やバスが出ているのです。


台鉄嘉義站 前站と後站


*一口メモ
旅慣れている方は気付かれた事と思いますが、じゃあ台鉄嘉義站から高鐵嘉義站へ帰るときはどうするの?新幹線の切符が無いのに・・・その時は乗車時にバスの運転手に「高鐵 ガオティエ」あるいは日本語で「新幹線」と言えば青色のカードを渡してくれます。もし
タクシーを利用すれば300台湾ドル(千円強)はします。


本日はここ嘉義の町で泊まります。駅前のホテルで一泊朝食付き約7,000円でした。
嘉義の街で見るべきものは駅から15分ぐらいの文化路夜市、食べ物はいろいろある中で
火雞肉飯を食べました。


以下次回